採卵日当日のこと、通院スケジュールと仕事【不妊治療記録】

※写真は採卵後に頂いた軽食です。

こんにちは!しーくまーさーです。
現在、高度不妊治療中です。体外受精(顕微受精)のステップにいます。

先日「採卵」してきました。

採卵とは:
排卵誘発剤で育てた複数の卵胞から卵子を取り出すこと。その日のうちに夫の精子と受精させ、受精卵を培養していきます。



この採卵というのが、経験者の方たちの情報を見ていると…

「膣から針を刺すから、痛い」
「採卵後のOHSSで苦しむ」

などなど…怖そうなキーワードばかりで。
そもそも採卵前からお腹が張ってるような状態で。

 

大きなブルーの気持ちを抱えながらの「採卵」について記録していきます!

アンタゴニスト法に決めた理由

私がアンタゴニスト法に決めた理由は、

  • 採卵を一度で終わらせたかった(メンタル的にも、金額的にも)
  • 年齢や生理周期から考えても適切

と考えたからです。

 

麻酔するとはいえ、採卵はきっと痛いだろう…とヒヨってしまったこと。
また、アンタゴニスト法でなくとも一度の採卵では相当な金額がかかります。

であれば、辛いことは一度で済ませたい!思ってアンタゴニスト法にしました。

 

また、私の場合は生理周期に乱れなし、排卵もおそらく正常。
年齢的にも若い部類(31歳)ということで、先生からもアンタゴニスト法をおすすめされました。

 

アンタゴニスト法は、卵胞をたくさん育てるタイプの刺激法。
  • 通院回数が多い
  • 注射が多く金額がかさむ
  • OHSSになる可能性もあり

といったデメリットあり!

 

他にも「自然周期」といって、自然に排卵された卵を体外受精させ、移植する方法もあります。
この場合は、採卵〜移植を複数回行うのが一般的なようです。

採卵日までの通院スケジュール

生理終了4日目から採卵周期を開始。
それから2〜3日に1回の通院(血液検査&膣エコー)と10日連続注射。

 

通院時は、

  • 血液検査による血中のホルモン値
  • 膣エコーによる画像診断

によって何センチの卵胞がが何個育ってるか確認しました。

 

注射は、通院時は院内で。その他は自己注射です!

▼継続して打っていたペンタイプの注射。お腹に注射しました。

 

 

▼採卵日前日、21:30に打った注射。ザ・注射!って見た目。これもお腹に注射。

自己注射、初めは緊張して本当にイヤだったんですけど、10日も続けてたらさすがに慣れました。

 

そして…生理開始から15日目が採卵日に決定!
採卵日2日前の段階で、

  • 左卵巣:20ミリ前後の卵胞が3個
  • 右卵巣:20ミリ前後の卵胞が2〜3個、中くらいの卵胞が10個以上(たくさん)

 

先生「左は少ないんですけど、右が多いですね。卵巣が腫れる可能性が高いです。充分注意していきますからね」

この時採卵前にして、すでにお腹の張り感あり。怖いけど、先生に頼ろう…!!

採卵日決定は2日前!

採卵前後はこのようなスケジュールにしました。

  • (水曜)採卵日:有休
  • (木曜)採卵翌日:午前半休、午後テレワーク
  • (金曜)採卵翌々日:午前遅刻、午後テレワーク (午前中は採卵後1回目の診察)

 

採卵日のスケジュールが決まったのは、採卵日の「2日前」でした。
採卵日の5日前から「この日になる可能性が高いです」と言われていた通りの日。

 

また、「普段の排卵日と近しい場合が多い」とも事前に聞いていました。
私の場合は生理開始から16日目が排卵日にあたることが多く、今回も15日目が採卵日になりました。

 

 

採卵日が決まったら上司や同僚にお休みを連絡。

不妊治療をしてることは上司1人にしか伝えてなかったため、
「日帰り手術」
と同僚たちに報告しました。
また、翌日も念の為午前半休を申請。

手術と言ってしまったがために、みなさんに心配されました…。
でも他に言いようがない汗

 

静脈麻酔もするわけだし、手術みたいなものだ!

仕事(フルタイム正社員)の休み方

採卵周期は幸いにも週3でテレワーク可とされていたため、テレワークの日に合わせて通院を入れてました。大体は早退or遅刻という形。

(次月のお給料減るなぁ〜。。。)

 

余談ですが、緊急事態宣言解除によりテレワーク日減らし&テレワーク時の半休(遅刻・早退含む)が禁止に!

※地方に本社があり、私は東京支店に勤務。東京支店はテレワーク推進したいのに、本社トップ(テレワーク反対)と折り合いがつかないのだそう。

 

つまり、一番通院回数が多いであろう時期に、テレワークで、家から近いクリニックに通えることができたのでした。

 

もしかしたら、こういうのもチェックされてたのかな。
「通院」って言ってたけど異常な回数ですからね…。

厚生労働省が「不妊治療連絡カード」というのを発行しているので、遅いかもしれないけど会社に出そうと思います。

採卵日当日までの過ごし方

採卵周期が始まり、初めの4日目くらいまでは普通にジムに行って走ったり・筋トレしたりしてましたが、
先述したようにだんだんとお腹が張ってきました。

「運動NG」とはクリニックでは言われてなかったですが、採卵5日前からはYouTubeの軽めの有酸素運動くらいにおさえました。

ちなみに採卵前日で、ウエストは+2cmほど。体重も1.5kgほど増加!
(体重は卵巣刺激のせいではなく、ただの増加かもしれない…泣)

 

採卵前日は

  • 夜21時〜絶食
  • 夜24時〜絶飲食

21時ギリギリまで食べ物摘んだのち、23時くらいに水をがぶ飲みして寝ました!

採卵日の持ち物・服装

当日の持ち物は

  • 診察券(夫の分も)
  • ナプキンつけたショーツ+ナプキン数枚
  • 精液

ショーツに関しては、静脈麻酔下で履かせてもらうため「履きやすいものにしてください」と2回くらい言われました。

 

服装の指定は特になかったため、自分のテンションが上がる服を着て行くことに!
ちなみに上はエルレガーデンのTシャツ、下はディッキーズのロングスカート。足元はスニーカー。すっぴん隠しのためハット。

夏フェス行きますって感じの服装。(これで朝の通勤電車にのったけど素知らぬ顔)

クリニックでは医療用ガウンに着替えたので、どんな服装でも大丈夫そうです。

 

 

ただ、帰りがお腹痛くてややしんどいので、靴は歩きやすいものが良いなと思いました!

いざ採卵!採卵直後の腹痛。

私は右卵巣にばかりたくさん卵胞が育っていたため「32箇所刺しました」とのことでした…

採卵できない小さい卵胞も潰しておくことで、卵巣の腫れの予防になるそうです。

 

その結果、採卵直後はお腹の右側だけが異常に痛い!!

看護師さんに痛み止めの座薬を入れてもらってなんとか落ち着きました…。

 


当日の流れとしては

  • 8:00 クリニック着、精子提出。回復室(個室)に通されて待機。ガウンに着替えてトイレ済ませ、点滴開始。
  • 8:50 手術室へ移動。台に乗ったら、足は開いた状態で両手両足を固定。酸素マスク装着、静脈麻酔開始。
  • 9:20くらい? 回復室へ帰還
  • 11:20 培養師さんから採卵の報告。
  • 11:45 点滴はずしてもらい、軽食いただく。身支度して帰宅。

 

初めての静脈麻酔、私はスッと眠ってスッと目覚めました!

その後の回復室で悶える時間が辛かった…(右腹の痛み)

スプリットでお願いしたものの、全部顕微受精に

採卵個数は10個、受精方法はすべて顕微受精(ICSI)となりました!

スプリット基準(8個)の採卵はできましたが、
夫の精子は運動率はよかったものの、量が足りず。

 

また、顕微受精の場合は成熟卵胞しか使えないとのこと。
成熟卵胞の個数はこれから分かるため、減る可能性もあると言われました。

スプリットとは:
半分を体外受精(ふりかけ)半分を顕微受精にすること。

 

2日後の受精途中経過は…受精できたものが5個!

採卵した10個中、成熟卵胞が7個。顕微受精で受精できたものが5個とのことでした。

 

ここから何個が凍結できるのか…!!どきどき。

採卵後の過ごし方

私の場合ですが、安静にしていて正解でした。

というか動いたらお腹いたくなりまして…無理しちゃだめですね。

 


採卵当日、帰宅後はソファーでゴロゴロしたり、布団敷いて昼寝したり。
時間があると「何かしなきゃ」と思いがちですが、この日ばかりは本当に何もせず安静にしていました。

夫も有給を取って休んでくれたので、家事全般をやってくれました。

 

※実際は…

  • 「仕事休んでね」とほぼ強制で依頼
  • 「掃除機、炊飯、料理を頼む」と家事のタスクも付与

 

我が家では普段から家事を分担しており、夫も家事全般ができます。得手不得手はありますが、日頃からアドバイス?したりして、地道にできるようになっていきました。

採卵まとめ

予備知識を入れてったので、痛み等々は予想通りという感じ。

再度採卵はしたくないですね…。

 

  • 採卵前から注射によるお腹の張り。
  • 採卵直後のお腹の痛み。
  • 採卵後もお腹の張り。。。

 

クリニックの皆さん、あとは受精卵をよろしくお願いします!!!