こんにちは!しーくまーさーです。
今回は不妊治療検査一式の流れと金額をレポートします。
不妊検査でどんなことをしたか、ざっくりと言うと…
- 超音波検査(経膣エコー)
- 血液検査(たくさん)
- 子宮卵管造影検査(ちょっと痛い)
という感じで、痛い検査は多少あり。他はトントンと進んでいきました。ちなみに夫は精液検査(3回)と問診でした。
これから不妊検査をしようと考え中の方の参考になりましたら幸いです!
検査開始から終了まで約1か月、費用は夫婦で12万円弱
私の場合ですが、不妊検査一式を1か月弱で終わらせました。
排卵周期に合わせていくつもの検査項目をこなしていくわけですが
私はとにかく早く終わらせたくて、仕事の調整をしながらどんどん検査を受けていきました。
どのような検査、スケジュールかは後述しますね。
また、費用についてですが
検査一式で夫婦合わせて総額12万円弱かかりました。
検査はほとんどが自費、たまに保険適用もあり。という感じ。
私たちが住んでいる東京都では、現在不妊検査に対して5万円の補助金が出るため、持ち出しは7万円ほどでした。
不妊検査のあるクリニックの調べ方と初診予約
不妊検査を受けるまでは「婦人科」「産婦人科」の違いもよく分かっていなかったレベルの私。
かかりつけの婦人科はありましたが、そこでは不妊検査のほんの一部しかできないことを知りました…。
そこからクリニックを調べまくり、web検索やGoogleマップで調べて途方にくれたのち行き着いたのがこちら。
東京都福祉保健局が公開している指定医療機関一覧です。
最終的には
- 家から近い
- 男性不妊検査もやってる
- 治療へ移行した場合、幅広く対応できる(つまり体外受精まで対応している)
という条件でクリニックを決めました。
紹介状とか無いのでまず電話して、初診の予約を取りました。
クリニックは都内にあり、先生1人で診られています。いわゆる「大手」とかではないクリニックです。
それでも初診は平日しか予約が取れませんでした。
土曜もやっていますが、初診患者が増えていて土曜で初診を予約する場合は1か月ほど先になってしまうとのこと。
都内はおそらく他県と比べて不妊治療クリニックが多いと思いますが、それでも予約取りづらい。大手でなくても。
同じ悩みを抱えている人が本当にたくさんいるのだと感じました。
不妊検査期間、仕事の休み方
私はフルタイム正社員で働いています。
不妊検査期間の1か月弱で計5回通院しました。ほとんどが平日で、半休を使って通院しました。
普段頻繁に休むことのない人間なので、上司にだけは不妊検査していることを伝えました。
上司は男性ですが、プライベートを優先して。と理解してくれ、その後治療に移っても休みを取りやすくしてくれています。
本当にありがたいです。
不妊検査を受けた2021年7月ごろは、緊急事態宣言発出期間で平日の半分はテレワーク。
家から近いクリニックを選んだため、通いやすいテレワーク日に合わせて検査を受けました。
通院しているクリニックは、曜日によって20時まで開いています。
テレワークではなく通勤していたとしても、通い続けることは可能だったかと思いますが…
毎日夜まで開いているわけではないため、検査にもう少し時間がかかったかもしれません。
最初に行った検査
私が実際に行った検査を時系列でレポートします!
補足ですが検査期間中は、ほぼ毎回基礎体温表の提出がありました。
私はアプリの「ルナルナ体温ノート」で基礎体温を記録、画像で保存してA4サイズに引き伸ばしコピーして提出していました!
手書きが推奨されてたんですが「毎日なんて無理や…」と思って上記のスタイルに。
先生からは何も言われませんでした( ・∇・)
7/13 初診時血液検査、超音波画像検査、AMH
初診では問診票に沿って先生とお話し、まずは不妊検査一式の説明を受けて、超音波検査と採血しました。
血液検査の内容はこちら
- B型・C型肝炎、HIV、クラミジア抗体、梅毒、貧血、甲状腺機能など。
→すべて問題ナシ - AMH(抗ミュラー管ホルモン)
→5.66 (問題ナシ)
※血液検査結果は全て後日聞いています。
風疹抗体は事前にかかりつけ医で調べていて、その時にもらった結果を持っていきました。
抗体価じゅうぶん・問題ナシとのこと。
超音波画像検査は経膣エコーで子宮、卵巣のチェック。ともに異常なし。
次に、夫の精液検査の結果を聞きました。※3日前に先に提出していました。
結果、運動率と前進運動率が基準値を大きく下回っていました…。
想像もしていなかったので頭の中がまっしろ。
男性は日によって精液コンディションが変わるから、もう一度検査をすることに。
また、排卵が近そうとのことで2日後にフーナー検査をすることになりました。
7/15 フーナー検査
当日の朝にタイミングを取り、30分安静にして、クリニックへ。
膣内の検体を取り、先生がその場で顕微鏡でチェック。
結果は、運動精子あり!基準値以上。
精液検査の結果がよくなかったのはたまたまかもしれない!とテンション回復。
7/24 高温期検査
高温期6〜8日目の受診で、超音波検査と採血でした。
血液検査の内容
- プロゲステロン→問題ナシ
7/31 血中ホルモン値検査
生理開始3〜5日目に通院して、採血。超音波検査はなし。
血液検査の内容
- E2/LH/FSH/PRL→問題ナシ
8/4〜5 子宮卵管造影検査
痛いと噂の子宮卵管造影検査…卵管の通過性、子宮奇形の有無など調べます。
私の通っているクリニックでは
- 1日目に造影剤を注入(通り具合を確認)
- 2日目にレントゲンで確認(造影剤が無くなっているか)
というスケジュールでした。
「私は痛くならない」という謎の自信がありましたが、痛かった〜…
生理中の腹痛MAXさらに重め、みたいな感じ…
幸い痛かったのは造影剤を入れた時のみで、その後は安静にして痛みなく帰宅できました。
検査結果は問題ナシ!
これにて私の不妊検査一式が完了しました。
一気に終わらせられれば、早く治療へ移れる
私は一刻も早く終わらせて治療に移りたいと考えて、半休や遅刻、早退を使って検査に通いました。
その結果、検査一式を1か月弱で完了。
不妊検査を一式終えた段階では私の方は問題なく、夫の精液検査が良くない。
というわけですぐに人工授精を1回行ってから結果出ず、翌周期より体外受精へステップアップ。
- 7月 検査開始
- 8月 検査終了
- 9月 人工授精1回、体外受精採卵周期開始
- 10月 採卵
- 11月 おやすみ期間〜移植周期へ
という感じで、早く治療に移ったどころか早々にステップアップもしました。
私は不妊かも?と思ってから、そのことがずっと頭から離れません。これが精神的にキツい。
なので、はやめに検査してはやめにステップアップできて良かったかなと思います。
男性不妊検査の流れ
我が家の場合、精液検査で運動率が悪かったのみで、精索静脈瘤など他要因はありませんでした。
前立腺の炎症が精子の運動率に作用している場合もあるらしく一定期間抗生物質を飲んで様子をみてみましたが、それでも結果は上がらず…。
トータル3回の精液検査全てで、運動率・前進運動率が平均値を大きく下回る結果となりました。
そして、男性不妊検査はここで一旦終了。
男性不妊に手立てがないと知り、めずらしく夫も落ち込みムード。
でも「結果が早く分かった分、早く治療に移れてよかったと考えよう!」
と2人で前向きに考えるようにしました。
先生いわく、治療を進めていったら卵子の質が良くないということもある。
検査結果だけでは、不妊要因は男性不妊のみとはいえないとのこと。
実際に私たちは体外受精まで進み、10個採卵、顕微受精したものの胚盤胞凍結は2個のみ。
凍結できただけありがたいと思いますが、本音ではもっと多く凍結できるんじゃないかと考えてました。
このとき、やっぱり先生の言う通りで卵子の質も関わっているのかもと痛感しました。
なので私もできることをやって行こうと、体質改善に取り組んでいます。もっと早くやっていれば、という後悔もありますが振り返っても仕方ない!
まとめ
私が不妊検査一式をして思ったこと。
- 職場(上司)に言っといた方がいい
- 一気に終わらせた方がいい
- 男性は絶対に一緒に検査した方がいい
①②は通ずるところがあります。
一気に終わらせるため、1か月弱で5回通院しました。普段からほぼ無遅刻・無欠勤でやっている人ほど、これだけの通院はちょっと異常に見えると思います。
なので私は、上司に「不妊検査をする」「通院で休むことが増える」ということを伝えていました。
言葉だけでは不安という方は、厚生労働省から発行されている「不妊治療連絡カード」を使ってみてはどうでしょうか?
私は不妊治療に移ってからこのカードを会社へ提出しましたが、検査の段階から出しておけば良かった!と思います。
カードには、
- 不妊治療の現状
- 不妊検査・治療でどれだけの通院が必要か
という情報も載っています。分かりやすくておすすめです。
そして、③男性は絶対に一緒に検査した方がいい。
我が家では夫の精子運動率が悪いことが分かりました。
当たり前ですが、検査しなきゃ分からなかったことです。
分かったから、今はいろんな対策を打てています。
(ブリーフからトランクスにする、サプリ飲む、長湯しないなど)
ぜひ、検査は夫婦で!
不妊検査を受けようか考え中の方の参考になりましたら幸いです!